カテゴリー: 航空と宇宙

海自最大の護衛艦・ヘリ空母「いずも」が就役

いずも左舷

ジャパン・マリン・ユナイテッド横浜事業所磯子工場で2012-01-27に起工した護衛艦「いずも」は、2013-08-06に進水式を挙行した。追加工事の完了後、試験運用を続けていたが、この程完成し2015-03-25に引渡し式が挙行された。式には中谷防衛大臣が出席、初代艦長吉野敦一等海佐に軍艦旗が手渡され「いずも」は横須賀基地でヘリコプター搭載護衛艦として正式の任務に就いた。

木星最大の衛星「ガニメデ」には広大な海が存在

木星の磁力線

NASAの発表(2015-03-12)によると、ハブル宇宙望遠鏡を使って、木星最大の衛星ガニメデ(Ganymede)の厚い氷層の下に広大な塩水の海が存在する証拠を発見した。ガニメデの海の容積は地球の海よりも大きいと云う。

液体の水の存在は、生命の維持に必須の条件なので、ガニメデにも生命存在の可能性が出てきた。

ロシア空軍の戦略爆撃機が日本海および太平洋で我国領空に接近

15-03-20ロシア機1

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-03-20)によれば、ロシア空軍戦略爆撃機Tu-95の2機が3月20日相次いで我国領空に接近したため、航空自衛隊戦闘機が緊急発進し領空侵犯を防いだ。

土星の衛星エンセラダスに生命存在の可能性

エンセラダス南極の間欠泉

去る3月11日にNASAは「土星の衛星の海で熱水礁現象を検出」と題するニュースを発表したが、これを受けて我国の新聞等も同12日に一斉に「土星衛星、生命育む環境」などと題して紹介した。これに付いて以下に多少補足した解説を試みる。

インド海軍向け飛行艇US-2iが正式契約へ、防衛装備輸出の第一号

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インドは、我国の海上自衛隊が使用中の救難飛行艇US-2を購入すべくかねてから検討を進めてきたが、このほど契約に向けての最終段階に入った。これで日本とインドの関係は一層緊密になるだろう。両国は共に最近の中国の台頭に不安を抱いており、今回の飛行艇購入で、他の日本製防衛装備品の導入にも道が開けると見られる。

演習終了の中国艦艇、鹿児島県屋久島と奄美大島間を通過、東シナ海へ向かう

護衛艦せんだい

防衛省統合幕僚監部3月2日発表によれば、去る2月13日(金)沖縄本島と宮古島海域を東進し太平洋に進出した中国艦艇は、射撃訓練を修了して、今度は鹿児島県屋久島と同奄美大島間の海峡を通り東シナ海方面に帰投した。

NASA、小惑星の軌道変更ミッションを計画

小惑星帯

NASAでは、2030年代に予定している火星有人探査の前段階として「小惑星の軌道変更作戦」(ARM=Asteroid Redirect Mission)を計画している。ARMとは、火星軌道の外側にある小惑星帯の中の小惑星を捕まえ、月を周回する軌道に移し、そこに宇宙飛行士がオライオン宇宙船で着陸してサンプルを採取する、と云うミッション。

パイロット不足への対処策–大学での養成増が急務

Longacres Simulator

我国と同様、海外でもパイロット不足が問題化しているが、中でも航空先進国アメリカではその規模が大きい。アメリカでは国立のパイロット養成機関は無く、軍からの移籍を除けば、ほぼ全てを大学など民間の養成機関に頼っている。

中国海軍艦艇と情報収集機Y-9が相次いで沖縄本島–宮古島間を通過

ソブレメンヌイII級駆逐艦138

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-02-13, -14, -15)によると、2月13日(金)正午頃海上自衛隊大湊基地第15護衛隊護衛艦「はまぎり」と第1航空群鹿屋基地所属のP-3C哨戒機が沖縄本島–宮古島間の海峡を東シナ海から太平洋に航行する中国艦艇を発見した。海峡を通過したのはソブレメンヌイII級ミサイル駆逐艦1隻とジャンカイII級フリゲート1隻。また、続いて14日と15日には同海峡を往復する情報収集機Y-9それぞれ1機ずつを発見した。

成長著しい湾岸航空3社をめぐる話題

Persian_Gulf_EN

先日日経に「ドバイ空港、旅客数世界一に」とする記事で、湾岸地区の航空会社が急成長中と報じたが、多少の補足をする。成長が著しいのは、“湾岸の3大航空会社”アラブ首長国連邦(UAE=United Arab Emirates)のエミレーツとエチハド航空、それにカタールのカタール航空だ。今や既存の大航空会社を脅かす存在になりつつある。