カテゴリー: 航空と宇宙

中国海軍艦艇と情報収集機Y-9が相次いで沖縄本島–宮古島間を通過

ソブレメンヌイII級駆逐艦138

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-02-13, -14, -15)によると、2月13日(金)正午頃海上自衛隊大湊基地第15護衛隊護衛艦「はまぎり」と第1航空群鹿屋基地所属のP-3C哨戒機が沖縄本島–宮古島間の海峡を東シナ海から太平洋に航行する中国艦艇を発見した。海峡を通過したのはソブレメンヌイII級ミサイル駆逐艦1隻とジャンカイII級フリゲート1隻。また、続いて14日と15日には同海峡を往復する情報収集機Y-9それぞれ1機ずつを発見した。

成長著しい湾岸航空3社をめぐる話題

Persian_Gulf_EN

先日日経に「ドバイ空港、旅客数世界一に」とする記事で、湾岸地区の航空会社が急成長中と報じたが、多少の補足をする。成長が著しいのは、“湾岸の3大航空会社”アラブ首長国連邦(UAE=United Arab Emirates)のエミレーツとエチハド航空、それにカタールのカタール航空だ。今や既存の大航空会社を脅かす存在になりつつある。

台湾トランス・アジア航空ATR 72の事故

ATR72-600-TransAsia

トランス・アジア航空ATR 72-600型機、台北の松山(Taipei-Sung Shan)空港から金門島行きFlight GE235は、離陸後台北近郊の基隆河に掛かる高架道路に接触、河に墜落した。乗員乗客58名中40名が死亡、15名の負傷が確認され、不明は3名となっている。

ロシア空軍の電子情報収集機、連日のように我国周辺に飛来

2:7 Il-20航跡

防衛省統合幕僚監部によると(2015-02-07)、ロシア空軍の電子情報収集機Il-20が前日に続いて我国の北方領土である択捉–国後両島間の領空を通過し、本州三陸沖に飛来、同じ航路を引き返した。航空自衛隊戦闘機が緊急発進、本州領空への侵入を阻止した。

ロシア軍機、我国領空に接近・侵犯したため空自戦闘機が緊急発進

露軍機2月5日

防衛省統合幕僚監部によると(2015-02-05)、ロシア空軍の電子戦情報収集機IL-20型機1機と、同じく海軍の対潜哨戒機IL-38型機2機が相次いで我国に接近したため、空自戦闘機が緊急発進し対応した。

ロシア海軍艦艇、対馬海峡を南下

ウダロイ1級548

防衛省統合幕僚監部によると(2015-02-05)、ロシア太平洋艦隊所属と思われる艦艇3隻が、5日午前6時頃上対馬の北東約75kmの海域を南西に航行するのを、海上自衛隊第1航空群(鹿屋基地)所属のP-3C哨戒機が発見した。

民間用エンジンの開発が目白押し、軍用エンジンを抜く(その3)

f135カット

軍用エンジンに付いて紹介した。次世代戦闘機F-35用のP&W F135をはじめ、GEがリードする第6世代機用にエンジン開発状況と、同じくGEの主力エンジンF414の現況について述べた。

民間用エンジンの開発が目白押し、軍用エンジンを抜く(その1)

A320neoとPW1100G

民間用エンジンにとって今年(2015)は数機種で初飛行が行われ、また地上試運転が始まり、新型エンジンの量産がスタートするなど、これまでにない多忙な年になりそうだ。片や軍用エンジンでは、多くのメーカーが少ない機会を巡って競争を繰り広げると云う展開になる。

4月〜12月、空自機の緊急発進が大幅に増加–対中国軍機が急増

スクランブル推移

防衛省統合幕僚監部によると(2015-01-20)、昨年4月1日から12月31日まで我国に接近した軍用機(中露機が主)に対し、領空侵犯を防ぐために行った航空自衛隊戦闘機の緊急発進回数は、前年同期間に比べ著しく増加した。2014年第3四半期までの緊急発進回数は744回、前年(2013)の同期間比181回の大幅増。