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「ハイブリッド肺移植」 生体移植の苛酷さ自覚したい

今回は生命倫理の絡んだ移植医療の問題について論じたい。

 今年7月17日、岡山大病院が世界2例目の「ハイブリッド肺移植」の手術に成功した、と発表した。ハイブリッドとは「混成物」の意味で、ハイブリッド肺移植は脳死したドナー(臓器提供者)と健康な生体ドナーの双方から肺の提供を受け、同時に患者に移植する手術である。昨年4月に岡山大病院が世界で初めて成功した。

移植医療への関心高め、ドナーを増やしたい

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臓器移植のドナー(臓器提供者)が減っている。その原因を探り、ドナーを増やす方法を検討するシンポジウムが9月11日、東京・西新宿の京王プラザホテルで開かれた。