『エア・インディアB787型機、飛行中に胴体外板の一部、剥離』


ーインド航空当局、原因究明開始ー

2013-10-16    マーク・デブリン(米フロリダ州マイアミ)

エア・インディアの国内線でB787型機が飛行中、胴体外板の一部、剥離するインシデントに遭遇していた事が明らかになった。インドの有力紙『タイムズ・オブ・インディア』(電子版)が10月15日報道。ボーイング・スポークスマンもを認めたと欧米の有力メディアが16日、裏ずけるニュースを配信した。

B787型機の胴体外板の一部が剥離するインシデントに遭遇したのは10月12日、デリーからインド中部デカン高原のバンガロールに向かったエア・インディア803便。乗客乗員、合わせて148人が乗り組んでいた。機体の異常はバンガロール空港で整備士が点検した際、初めて見つかったという。外板の剥離で外部から機体内部の部品が容易に見る事が出来た。着陸まで迄、気ずかず、飛行中、外板剥離に伴う客室の気圧低下等に見舞われなかったという。

胴体外板の剥離が見つかったのは胴体右下部。主翼と胴体をつなぐ部分の整流板と見られる。大きさは8×4フィート。飛行中、外れても安全性には問題ないとの説明だ。

機体はボーイングが生産の遅れを取り戻すためサウスキャロライナ州チャールストンに建設した新工場で製造。今回のようなインシデントはB787型機では初めて。インド航空当局(DGCA)は原因の究明を始めた。