投稿者: 松尾 芳郎

中国艦艇、太平洋から与那国島南を通過し南シナ海に入る

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防衛省統合幕僚監部の発表(28-05-24)によれば、同日の午前9時から午後1時にかけて中国艦艇6隻が相次いで沖縄列島与那国島の南約360 kmの海域を太平洋から南シナ海に向けて西進した。発見追尾したのは海上自衛隊第5護衛隊佐世保基地所属の護衛艦「あきずき」である。

NASA、火星大気の中を飛ぶ無尾翼機の開発に取組む

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NASAは、火星探査ミッションの一つとして火星上空を低高度で飛び表面を探査する無尾翼機の開発に取組んでいる。

これまでの火星探査は、周回軌道上の衛星と地上を動くローバー、の二つの方法で行われてきたが、これに無尾翼グライダーが加わることで一層精密な探査が可能になる。

NASAの探査機「オサイレス-REx」、小惑星「ベニュー」に向かう

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NASAの探査機「オサイレス-Rex (OSIRIS-Rex)」は、今年(2016) 9月に地球を出発し、地球近傍を回る小天体「ベニュー (Bennu)」に向かい2018年に到着、表面のサンプルを採取して2023年に地球に帰還する。往復で7年にもなる長旅になる予定だ。

A320neoのエンジン問題と解決策/P&Wレダック社長語る

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P&Wのボブ・レダック(Bob Leduc)社長は、A320neoで生じたPW1100Gギヤード・ターボファンの問題解決と、これから始まるPW1000G系列エンジンの大量生産への対応について「今年の第3四半期までに解決する」と述べた。

エアバス、A320neo用エンジンの納入遅れに苦慮

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エアバスが米国で組立てた最初の機体が顧客に納入され、これでエアバスは文字通り世界企業となった。同社が設立したモーバイル(Mobile, Alabama)工場で完成したA321neo型機で、同社の営業担当最高責任者のジョーン・リーヒー(John Leahy)氏から4月25日にジエットブルー航空(JetBlue Airways)に引き渡された。

デルタ航空、ボンバルデイアC Series CS100を75機発注

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開発資金不足に悩むボンバルデイア(Bombardier)のC Seriesへの支援を検討していたエアバスは、昨年暮れに取止めを決めた。しかし、その後ボンバルデイアの所在地、カナダのケベック州(Quebec)政府が条件付きながら10億ドルの資金供与を決め、さらに今回米国の大手航空会社「デルタ(Delta)航空」が、オプションを含み125機の大量発注をしたことで、状況が劇的に改まった。

「パナマ文書」この税の不公平さに私たち庶民はもっと怒るべきだ

これで税の最大の不公平さに風穴をあけられるかもしれない。中米パナマの法律事務所から流出した膨大な量の内部文書(「パナマ文書」)によって世界の権力者や資産家らが、タックスヘイブン(租税回避地)を利用して自国の課税を逃れている実態が、分かってきたからである。

三菱、先進技術実証機「X-2」が初飛行

F-2開発に係る保管物品について

防衛省技術研究本部(TRDI)計画の次世代戦闘機用の先進技術実証機「X−2」が去る4月22日に名古屋空港を離陸して26分間の初飛行を行った。総額約400億円を投じて完成した「X-2」だが、どのような先進技術を組み込んであるのか、将来の新戦闘機配備計画に中でどのような位置付けになるのか、詳しくは明らかにされていない。

米国、打上げロケットのロシア依存から自国製へ切り替えを急ぐ (その2)

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1950年代、アメリカは自動車、冷蔵庫、テレビなどで我々の憧れの的だった。それが次第に消え失せ1990年過ぎには「アメリカの没落(America: What Went Wrong?)」や「アメリカの自画像—崩れゆく技術大国」などの本にあるように衰退が目につくようになる。しかし数年前から、これまで夢物語とされてきた「人類の宇宙居住や有人火星探査」に本気で取組む個人企業が出現している。正に強いアメリカの復活だ。以下はその1例、宇宙開発本格化の話である。

米国、打上げロケットのロシア依存から自国製へ切り替えを急ぐ (その1)

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1950年代、アメリカは自動車、冷蔵庫、テレビなどで我々の憧れの的だった。それが次第に消え失せ1990年過ぎには「アメリカの没落(America: What Went Wrong?)」や「アメリカの自画像—崩れゆく技術大国」などの本にあるように衰退が目につくようになる。しかし数年前から、これまで夢物語とされてきた「人類の宇宙居住や有人火星探査」に本気で取組む個人企業が出現している。正に強いアメリカの復活だ。以下はその1例、宇宙開発本格化の話である。