投稿者: 松尾 芳郎

エアバスA320neoの就航はルフトハンザで開始

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エアバスはこのほどA320neo初号機の引渡し先を、予定していたカタール(Qatar)航空からルフトハンザ(Lufthansa)に変更した。
搭載のP&W製PW1100G-JMエンジンに運用上の制限が課せられているためだ。制限を解消するためにP&Wは駆動シャフトのベアリングと関係ソフトの交換を進めている。改修が終わるまで、エンジンは始動後3分間アイドル運転を続けなくてはならない。

原発の安全性、誇張された被曝リスクは見直されるか!

TVA原発

現在パリで行われている「COP21」で、オックスフォード大物理学名誉教授ウエード・アリソン氏が提案した地球温暖化対策は、極めて現実的で説得力がある。その主張は「国民と原子力発電所の労働者の被曝許容量の制限値を現行の1000倍に引き上げる」と云うものである。

GE、新型ターボプロップでP&WC PT6Aが独占する市場に参入

GEのATP

GEエビエーション(GE Aviation)は、テキストロン・エビエーション(Textron Aviation)と共同で、新型ターボプロップ・エンジンを開発する、と発表した。新型ターボプロップはテキストロンが開発中の新型ビジネス機に搭載される。発表は、11月16日にラスベガス(Las Vegas, Nevada)で開催中の全米ビジネス機ショー(NBAA=National Business Aviation Association’s Tradeshow)で行われた。

  MRJ初飛行 日本の航空産業を活性化できるのか

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国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」が初飛行に成功した。国産旅客機の開発は、戦後初のプロペラ旅客機「YS11」以来、半世紀ぶり。それだけにMRJに大きな期待がかかる。果たしてMRJの開発は、日本の航空産業を活性化させ、自動車のような基幹産業へと育て上げる基盤となり得るのだろうか

中国機多数が沖縄本島および宮古島付近で活動

11-27中国機

防衛省統合幕僚監部の発表(27-11-27)によれば、同日、爆撃機編隊を含む中国軍機11機が沖縄本島—宮古島周辺の空域で活発な活動を繰り返した。一部は東シナ海上空を周回し立ち去ったが、多くは沖縄本島—宮古島間を往復飛行した。航空自衛隊では那覇基地から戦闘機を緊急発進させ、領空侵犯の警戒に当たった。

中国海軍とロシア海軍の艦艇、南西諸島海域で相次ぎ不審な行動

情報収集艦東調855

去る11月初旬から中旬に掛け、中国海軍情報収集艦とロシア海軍艦隊が、尖閣諸島南側海域と沖縄本島−宮古島間の海域で不審な行動をしていたことが判った。防衛省は、意図は不明としているが、関係筋は、沖縄本島を含む南西諸島一帯の中国による領有権主張を強め既成事実化を狙う動き、と見て警戒を強めている。

三菱MRJ、証明取得飛行は圧縮して実施、引渡し期日は厳守(改定)

三菱MRJ初飛行

三菱航空機で開発中の「MRJ」リージョナル・ジェットは、予定の4月から半年遅れて11月11日に初飛行した。しかし三菱航空機は、1号機の引渡し期日について既定の2017年6月目標の変更はしない、このため試験飛行を集中的に実施する、と発表した。

ロシア海軍艦艇3隻が宗谷海峡を通過、日本海に入る

11-16ウダロイ級駆逐艦

防衛省統合幕僚監部の発表(27-11-16)によれば、ロシア海軍の ウダロイI級ミサイル駆逐艦1隻、オスカーII級巡航ミサイル原子力潜水艦1隻、およびアムガ級ミサイル補給艦1隻の計3隻が、相次いで宗谷岬北東65 kmの海域を西進、日本海に入った。

民間航空輸送における技術進歩の足跡(その3)

11普通翼対層流翼

(その3)民間航空が始まってから100年になるが、この間で飛行機の進歩は、速度、航続距離、安全性、大きさなど全ての面で著しい進歩を遂げた。これに寄与したのは、構造、流体力学、エンジン、電子システム、などにおける技術革新である。航空輸送業界を今日の世界的規模に押し上げた大きな要因は、これら技術革新と言える。

民間航空輸送における技術進歩の足跡(その2)・改定

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(その2)民間航空が始まってから100年になるが、この間で飛行機の進歩は、速度、航続距離、安全性、大きさなど全ての面で著しい進歩を遂げた。これに寄与したのは、構造、流体力学、エンジン、電子システム、などにおける技術革新である。航空輸送業界を今日の世界的規模に押し上げた大きな要因は、これら技術革新と言える。