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NASAローマン宇宙望遠鏡、宇宙に漂う地球サイズの惑星400個を発見するか

NASAと大阪大学の研究チームは、太陽のような恒星から離れて宇宙空間を漂流する系外惑星の数は、地球のように太陽/恒星を回る惑星よりはるかに多い、とする論文を発表した。NASAは2027年5月に「ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡(Nancy Grace Roman Space Telescope)」を打ち上げる。この論文では、「ローマン望遠鏡」は400個ほどの地球サイズの「漂流惑星(rogue planet)」を発見できそうだ、と述べている。そして既に地上望遠鏡で「漂流惑星」1個を発見したと明らかにしている。
(New research by scientists from NASA and Osaka University suggests that rogue planets, drifting through space untethered to a star, far outnumber than the orbit stars like our Earth. The results imply that NASA’s Roman Space Telescope, launch by May 2027, could find 400 Earth-size rogue planets. This study has identified one such candidate.)

令和5年7月、我国周辺での中露両軍の活動と我国/同盟諸国の対応

令和5年7月、我国周辺における中露両軍および北朝鮮の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し各方面から多くの発表があった。今月の注目すべきニュースは次の通り。
(Military threats from Chinese, Russian Forces and North Korea are tensed up in July. Japan and Allies conducted multiple large scale exercises for retaliation. Following were main issues.)

「パンデミック」はまた必ずやってくる

本稿は木村良一氏の寄稿です。この夏は新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが2類相当から5類に移行し、イベントの規制が緩和された初めてのお盆(8月13日~16日)休みを迎える。しかし油断してはいけない。様々な予測からすると、鳥インフルエンザから変異したパンデミックが必ず再来する。十分な注意が必要である。

ボーイングとエアバスのCEO、エビエーション・ウイーク誌に将来を語る

ボーイングCEOデイビッド・カルホーン(David Calhoun)氏はワシントン州シアトルで、エアバスCEOギョーム・フオーリイ(Guillaume Faury)氏はパリで、それぞれエビエーション・ウイーク誌の記者と会見、当面の課題および将来の見通しについて語った。以下はその要旨と解説。
(Boeing CEO David Calhoun sat down with Aviation Week editors Joe Anselmo, Guy Norris and Sean Broderick at Commercial Airplane Delivery Center in Seattle, discussing wide range of current and future subjects the company is being met. Airbus CEO Guillaume Faury spoke current challenges and the road ahead with Aviation Week Senior European Defense Editor Tony Osborne and Executive Editor for Commercial Aviation Jens Flottau in Paris. Following describes brief talks. )

令和5年6月、我国周辺での中露両軍の活動と我国/同盟諸国の対応

令和5年6月、我国周辺における中露両軍の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し各方面から多くの発表があった。今月の注目すべきニュースは次の通り。
(Military threats from Chinese and Russian Forces are tensed up in July. Japan and Allies conducted multiple large scale exercises as retaliation. Following were major issues.)

新型コロナ 「感染症とは何か」を考えるときだ

本稿は木村良一氏の寄稿です。 新型コロナウイルスによる未知の感染症が発生し、中国湖北省武漢市でアウトブレイク(地域的流行)が始まったのが2019年12月だった。それ以来3年半以上にわたってほぼ毎月毎回、新型コロナの問題点をこの「メッセージ@pen」に書いてきた。数え上げてみると、感染症に関係した筆者の記事は約40本になる。
 この3年半という間に世界中に感染が拡大して多くの死者も出した。だが、幸いなことに画期的なmRNAワクチンが登場し、より多くの人々が免疫を獲得した。重症の新型肺炎に対する治療方法が確立し、治療薬の開発や後遺症治療の研究も進んでいる。
 日本では5月8日に感染症法上の扱いが2類相当から5類に変わるなど、新型コロナと私たちとの関係、つまり防疫の態勢や感染した場合の対症方法は一般的なものになってきた。

ブーム、パリ航空ショーで超音速機“オーバーチェア”開発は順調、と発表

2023年6月20日、パリ航空ショーでブーム・スーパーソニック (Boom Supersonic)社は、超音速旅客機「オーバーチェア (Overture)」の開発は、エンジン「シンフォニー(Symphony)の開発を含めて著しく進捗、と発表した。「オーバーチェア」は現用のジェット旅客機の2倍の速度で飛行し、燃料は100 % 低公害航空燃料(SAF=sustainable aviation fuel)を使う。
(Boom Supersonic (Denver, Colorado) announced at the Paris Airshow, significant advances on the company’s supersonic airliner “Overture” program including development status of its engine “Symphony”. Overture will fly at twice the speed of today’s jetliners and run on 100% sustainable aviation fuel.)

2023年パリ航空ショー、歴史的な大量発注で開幕

第54回パリ航空ショーは、前回コロナの流行で中止された2021年のショーを引継ぎ、パリのル・ブレゲ空港(Paris Le Bourget Airport)で開催された。この航空ショーは1909年から隔年で開催されている。2017年のショーでは世界中から30万人以上が訪れ、1,226機の発注があり、それまでの記録を大きく更新した。
今年は初日(6月19日)にインドのLCCインデイゴ(IndiGo)が、エアバスA320neo系列機500機の発注を発表し、世界を驚かした。
(The world’s largest Paris Air Show, which alternates with Farnborough in Britain, is at Le Bourget for the first time in four years after the 2021 edition fell victim to the Corona pandemic. On the day one of the Airshow, Airbus announced a record-high 500 plane deal with Indian Airline IndiGo for attention.

P&W製ギヤード・ターボファン(GTF)エンジンの信頼性問題

2023年夏の旅行シーズンを前にして、航空各社は需要に対応できないトラブルに見舞われている。運賃は2019年より高くなり座席利用率は上昇し続けている。これらの環境に対応するには飛行機の稼働率を一層上げなくてはならない。しかし、プラット&ホイットニー(Pratt & Whitney/以下P&W)製エンジン装備のエアバスA220、A320neo系列機、およびエンブラエル(Embraer) E2機では「AOG=Aircraft On the Ground」、つまり“飛べない機体”が増加中で、航空各社は対応に追われている。
(At the 2023 travel peak coming, airlines are facing an almost unexpected surge in demand. Fares are substantially higher than were in 2019, and load factors are rising. Every aircraft needs to be in the air. Yet the airlines are facing an equally unprecedented “AOG” crisis, involving Pratt & Whitney powered Airbus A220, A320neo-family aircraft and the Embraer E2 jets.)

令和5年5月、我国周辺での中露両軍の活動と我国/同盟諸国の対応

令和5年5月、我国周辺における中・露・両軍の活動と、我国および同盟諸国の動きに関し各方面から多くの発表があった。今月の注目すべきニュースは次の13項目。
(Military threats from Chinese and Russian Forces are tensed up in May. Japan and Allies conducted multiple large scale exercises for retaliation. Following 13 were major issues.