カテゴリー: 政治

第51回総選挙―自民党が歴史的圧勝、立憲民主党が沈没

本稿は、鳥居徹夫氏の寄稿である。第51回総選挙は1月27日公示、2月8日投票で実施され、自民党の歴史的圧勝と、「中道改革連合(略称:中道)」の壊滅的惨敗となった。
自民党は316議席(公示前198)を獲得。連立政権を組む日本維新の会も含め、与党全体では352議席と、全議席の4分の3になった。
一方、衆議院の立憲民主党と公明党の離党者が集まった新しい政党「中道改革連合」は172議席から49議席に大惨敗。
高市首相は選挙戦で提起したことは、国論を二分する政策への民意を問うことであった。外交で高市政権がまず取り組むべきは、日本の独立と繁栄の基盤である外交・安全保障の追求である。
国内では「責任ある積極財政か」「無責任の緊縮財政か」であり、「拡大基調の経済成長か」が「縮み志向の惰性か」の選択を問いかけた。
さらに「高市早苗が総理大臣でよいのかどうか。主権者たる国民の皆さまに決めていただく」と訴えた。 
そして国民の審判が下った。高市早苗首相(自民党総裁)は自民党公約や、維新の会との連立合意の実現に、全力を挙げることを訴え、国民の信任を得た。

新しい政党、立ち上げの明暗

真冬の総選挙に向け、1月15日に新党「中道改革連合」が結成され、通常国会開催日の前日22日に、ドタバタで結党大会が開催された。
この「中道改革連合」は、立憲民主党と公明党の衆議院議員と候補者が離党し、新たに集まって結党した。この政党は、新しく誕生した政党でありながらフレッシュな感じがなかった。
結果は大惨敗で、大物議員の落選が相次いた。落ちるべくして落ちたと言えよう。
新しい政党の成功には、何が必要なのか。大失敗に至った要因は何かなど、いろいろと考えさせられる総選挙であった。

「明治日本の産業革命遺産」 ユネスコ登録から10年

本稿は鳥居徹夫氏の論考である。
「明治日本の産業革命遺産」が、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界遺産に2015年(平成27年)登録されて10年になる。
幕末のペリー来航からわずか半世紀で、日本は世界有数の技術立国へと成長し、近代国家としての基盤を築いた。それまで幕府は、200年余の長きに渡って鎖国政策をとり、西洋科学に門戸を閉ざしていた。
その東洋の島国が、わずか半世紀で工業立国の土台を築き、急速に産業化した道程を、時系列に沿って物語っているのが『明治日本の産業革命遺産』である。
世界遺産登録から10年の節目にあたり、明治の先駆者の気概に思いを馳せながら、未来の技術革新と国際連携を見据え、あらためて更なる発展を期待したい。

平和構築と戦争抑止 ‼ 防衛力と反撃力の認識を

「弱ければ必ず侵略を誘い、無力であれば、結局は自国の政策を放棄させられる」「力がなければ、もっと崇高な目的でさえ、他国の独善行為によって、押しつぶされてしまう危険があることは、事実なのである。
故キッシンジャー博士は、このように記した。
「弱い日本は狙われている」。
「軍事力・国力を伴わない外交は無力」「力の均衡こそが、平和の前提条件をなしてきた」ことが国際社会の冷厳な事実なのである。

参院選―自公与党は衆参で過半数割れ ‼  大衆蔑視、労組軽視の既成政党

7月3日告示、7月20日投票の第27回参院選は、改選124に欠員1を加えた125議席。与党は自民党が改選数を13下回る39議席、公明党が8議席の計47議席で、非改選の75議席をあわせても過半数の125議席に届かなかった。
自民党の石破茂総裁は非改選を含む与党の過半数維持を「必達目標」と位置づけた。与党には計75人の非改選議員がいるため、自民・公明で50議席を獲得すれば過半数に届くことになる。ただでさえ到達可能な低い目標とされたが、それすらも達しなかった。
参政党は、「日本人ファースト」をスローガンとし14議席に。比例は7議席をとり、選挙区も主要な都府県など複数区で7議席を獲得した。
参院選の焦点は、当初は物価高対策や、現金給付か減税か、であったが、公示後の争点は「減税と外国人問題」となった。

昭和史に埋もれた「通州事件」など

4年前の8月6日「Newsweek」電子版(日本語)に、
「通州事件、尖閣諸島戦時遭難事件、、、昭和史に埋もれていた“事件”に光を当てる」
というタイトルの記事が掲載された。これを殆どそのままここに再録する。「正しい日本史」を認識する一助になれば幸いである。(読みやすくするため段落等を挿入した)

御巣鷹40年 なぜ事故調は過ちを犯したのか

本稿は木村良一氏の寄稿です。事故後、大学教授などを含む権威者で構成する事故調査委員会を発足、調査にあたった。しかし肝心なところで過ちを犯した。日航社内で事故を調べていた取締役(技術・整備担当)の松尾芳郎氏の説明を無視して調査報告書をまとめ上げた。その結果、調査報告書は歪んでしまった。この問題は拙著『日航・松尾ファイル』の第5章の「21 亀裂の発見確率」と「22 事故調の権威」に詳述してある。

海自新型フリゲート、南シナ海で英伊両国艦と共同訓練

海上自衛隊は2025年5月7日、中国が海洋進出を拡大・強化する南シナ海で、最新型フリゲート「やはぎ/FFM 5」が、イギリス海軍の哨戒艦「スペイ/HMS Spey」、イタリア海軍フリゲート「アントニオ・マルチェリア/IN ITS Antonio Marceglia」と共同訓練を行った。訓練は「自由で開かれたインド太平洋」の維持・実現のために行われた。
(The Indo-Pacific Deployment 2025 (IPD25)’s frigate Yahage/FFM 5 conducted a multinational naval exercise with the Italian Navy IN ITS Antonio Marceglia and the Royal Navy HMS Spey. The three nations Naval exercise aimed to strengthen cooperation to maintain “Free and Open Indo-Pacific”.)

「ネット社会を生きる」なぜ命を絶つのだろうか

本稿は木村良一氏の寄稿です。 個人情報をネット上にさらされ、それが現実の生活に被害をもたらす事態が大きな社会問題になっている。そんなか、政治団体「みんなでつくる党」(元NHK党)のボランティアスタッフの会社員男性(64)が自殺した。