本稿は鳥居徹夫氏の寄稿である。第26回参議院選挙は、6月22日に公示され、7月10日に投開票が行われた。
公示日は、ウクライナにロシアが2月24日に武力侵略して約4カ月後であり、投開票日はその4カ月半後にあたる。
自民党は、一人区で28勝4敗と大勝したが、比例では伸び悩んだ。立憲民主党は選挙区で6議席減と大敗したが、比例では現状維持であった。
維新の党も比例では伸びたが、選挙区では停滞したコロナ対応と経済再生が問われる中、勤労国民の所得増によって内需拡大を図る政策へ、政府と自民党自身が大きくカジを切ろうとしている。
生活者・勤労者は、普通の市民であり消費者であり納税者である。そして労働組合は日本最大の納税者組織である。そして政治家と政党を勤務評定するのが、政治活動であり選挙活動なのである。