投稿者: 松尾 芳郎

ロシア、中国の艦艇、西日本海域で活動

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新しい安保法が施行された前日に、統合幕僚監部の発表によれば(2016-03-28)、午前4時半頃ロシア海軍艦艇3隻が対馬海峡を南下して東シナ海に入った、またほぼ同時刻に中国海軍艦艇2隻が鹿児島県南の大隈海峡を通過、太平洋に向かった。我が国周辺の軍事脅威はますます高まっている。

米空軍の次世代戦略爆撃機[B-21]の主要サプライヤーが決定

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米空軍では、これまで[LRS-B]と呼ばれていた計画を、このほどノースロップ・グラマン社(Northrop Grumman)と、800億ドル(約8兆8千億円)で開発する契約を結んだ。開発費の総額は235億ドル(26兆円)に達するものと見られている。そしてこれまでの名称、[LRS-B] (Long-Range Strike Bomber)「次世代型長距離打撃爆撃機」を、21世紀の爆撃機を意味する[B-21]に改めた。

党名は不透明、綱領も政策もこれから ー先に野合ありきの民主党と維新の合流—

民主党の岡田克也代表と維新の党の松野頼久代表は、さる2月26日に、両党の合流で正式合意した。

 維新が解党して民主党が吸収合併する方式で、新党は衆参両院で150人規模となる。

 3月27日の結党大会に向け、これから党名や綱領、ロゴマーク、基本政策などの検討に入りを行う。

ボーイングの将来旅客機計画「SUGAR」について

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ボーイングは、2030-2050年頃に実用化できそうな革新的な“亜音速、環境に優しい民間旅客機研究”「SUGAR」案をNASAに提出した。「SUGAR」とは「Subsonic Ultra-Green Aircraft Research」の頭文字をとった略で、NASAとの契約でボーイング主催の「SUGAR」チームが検討した将来航空機概念だ(2012年5月)。

 「ジカ熱と小頭症」感染拡大の向こうに健康弱者がいる

WHO(世界保健機関)が2月1日、蚊が媒介する感染症の「ジカ熱」について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。緊急事態宣言は、一昨年8月のエボラ出血熱以来のことである。

 ブラジルなど中南米でアウトブレイク(流行)し、日本でもブラジルから帰国した川崎市の高校生が感染していたことが最近、分かった。このジカ熱、妊婦が感染すると、小頭症の子供が生まれる危険性が指摘されている。

EUは2019年に革新的旅客機の開発を決めるか

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エアバスが出資するEUの航空機設計機構「Bauhaus Luftfahrt」は、EUが主唱する「Clean Sky 2航空宇宙研究プログラム」の一つとして、「胴体尾部に装備するハイブリッド型電気推進装置(PFC=Propulsive Fuselage hybrid-electric concept)」の具体案を発表し、小型の実証機を作り試験することを提案した。

航空輸送70年間における安全性向上歩み-(その3)

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エビエーションウイーク誌創刊100周年記念の4番目の記事として「過去半世紀以上で航空輸送の安全性がいかに向上したか」、その歩みを書いた”Staying Alive” Bill Sweetman and John Croft共著、がJan 18-31, 2016号に掲載された。以下はこれを基にしてまとめたもの。−3

航空輸送70年間における安全性向上の歩み-(その2)

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エビエーションウイーク誌創刊100周年記念の4番目の記事として「過去半世紀以上で航空輸送の安全性がいかに向上したか」、その歩みを書いた”Staying Alive” Bill Sweetman and John Croft共著、がJan 18-31, 2016号に掲載された。以下はこれを基にしてまとめたもの。−2

航空輸送70年間における安全性向上の歩み-(その1)

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エビエーションウイーク誌創刊100周年記念の4番目の記事として「過去半世紀以上で航空輸送の安全性がいかに向上したか」、その歩みを書いた”Staying Alive” Bill Sweetman and John Croft共著、がJan 18-31, 2016号に掲載された。以下はこれを基にしてまとめたもの。ーその1

中国艦隊、対馬海峡から日本海へ、津軽海峡を通過、我国を周回し房総半島沖で偵察行動?

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既報の「1月27日(水)に東シナ海から対馬海峡を北上し日本海に入った4隻の中国艦隊」は、その後2月2日(火)午後に、青森県竜飛岬沖から津軽海峡を通過、太平洋に向かった。同月4日から8日にかけてそのうちの一隻「ドンデイアオ級情報収集艦」が、千葉県房総半島沖の我国接続水域の外側で北東と南西に向け往復航行を繰り返してから三宅島と八丈島の間を通り南西方面に立ち去った。