投稿者: 松尾 芳郎

JALのエアバスA350選択で業界に波紋

A350_MSN3_First_Flight

ボーイングとエアバスが競り合う世界の航空機市場のバランスがJALのA350選定で変動しそうだ。これ迄日本の市場はボーイングが90%を占めていたが、今回の契約で状況が変わるかも知れない。日本の航空宇宙業界はずっとボーイングと緊密な関係が続いてきたが、ここへ来てJALのみならずANAもエアバス発注に踏切る可能性が出てきた。またJALはこれで暫くはボーイング777Xを買うことはなさそうだ。

西太平洋の軍事演習帰途の中国海軍艦船が与那国島接続水域航行

西太平洋で中国人民解放軍が実施中の軍事演習『機動-5号』から帰還途中の中国海軍艦船が沖縄県・与那国島の接続海域を5時間近く航行した事実が分かった。同時に同演習が日本最南端の沖の鳥島(無人島)を標的にした可能性が浮上、中国の日本固有の領土に対するあからさまな”野心”に総理官邸、防衛、外交当局は警戒感を強めている。

米LCC(格安航空会社)、ジェット・ブルーがA320neo型機等35機発注。A320型機シリーズの累計受注、1万機突破

エアバスは、10月29日ジェット・ブルー航空とA320型機シリーズ35機の購入契約を結んだと発表した。同航空は1984年発足の米国の有力LCC(格安航空会社)。

中国海軍、原潜部隊のベール剥ぐ。人民日報(日本語版)で極秘写真公開

中国海軍の原子力潜水艦部隊の㊙写真が、人民日報(日本語版)10月29日付けトップ記事で公開された。これまで厳しい報道管制で”機密のベール”に閉ざされていたが、初公開の背景は西太平洋の覇権確立を目指す中国の対日圧力の一環と見られる。公開された写真は何れもカラーで原潜の外部全体写真に加え、艦内の様子、更には放射能関連事故が発生した際の制圧訓練の様子まで紹介している。

露・電子偵察機、日本海側から中国地方に接近。空自、スクランブル

防衛省統合幕僚監部は10月28日、露・海軍電子偵察機が日本海側から中国地方に接近したのを受け、要撃戦闘機でスクランブル(緊急発進)したと公表した、去る、10月12日に同種の機体で、同一ルートの飛行がスクランブル機に確認された。露側の電子偵察のターゲット等、意図の分析を急ぐ。

著しいマニュアル化の弊害

 大手銀行の一角を占めるみずほ銀行の系列信販会社、オリコを通じての230件、計2億円の暴力団融資事件は、「まだ懲りずに不祥事を繰り返しているのか」と唖然とした消費者が大半だろう。佐藤康博・現頭取までが、役員会で報告は受けていた、というから始末に負えない話となった。

爆撃機など中国軍機4機、3日連続南西諸島接近。西太平洋往復飛行

防衛省統合幕僚監部は10月27日夜、爆撃機など中国空軍機4機の南西諸島接近に対応し、要撃戦闘機F-15『イーグル』がスクランブル(緊急発進)したと発表した。飛行ルートは25日以来の同種飛行とほぼ重なり、編成も同一だった。中国側の行動が、この先エスカレートするか否かは予断を許さない。

中国空軍爆撃機など4機、南西諸島接近で、空自スクランブル

中国空軍の戦略爆撃機編隊を含む4機が10月26日、南西諸島に接近。宮古島ー沖縄本島間の第一列島線を2日連続横断、西太平洋への往復飛行をした。航空自衛隊は要撃戦闘機を緊急発進させ、警戒監視に当たった。『過去の事例から機動演習を繰り返した後、武力行使に踏みきったケースがある』(在京国際軍事筋)。防衛省統合幕僚監部は、中国空軍のこのところの動静に細心の注意を払い、警戒監視態勢を強化している。