投稿者: 松尾 芳郎

令和元年5月、中露両軍の我が国周辺における活動

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令和元年5月における我が国周辺での中露両軍の活動は前月に比べ多少減ったものの、依然として続いている。防衛省統合幕僚監部が特異事象として公表したのは次の5件である。(According to the Ministry of Defense Joint Staff Japan, Chinese and Russian Forces movements around the Japanese Islands were kept as usual during May, 2019. Five events were reported.)

ヨーロッパ最大のビジネス航空ショー「EBACE 2019」 ―5月21-23日の間ジュネーブで開催―

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「ヨーロッパ・ビジネス航空会議&展示/ EBECE 」はヨーロッパのビジネス航空関連業界が毎年開催する航空ショー。ここには産業界のリーダー、政府関係者、製造会社首脳、パイロット、アビオニクス専門家、フラクショナル・プロバイダー(fractional provider / 共同所有斡旋企業)、チャーター会社、その他のビジネス航空に関係する人達が参集する。(The European Business Aviation Convention & Exhibition (EBACE) is a premier event and the annual meeting place for the European business aviation community. EBACE is jointly hosted each year by the European Business Aviation Association (EBAA), the leading association for business aviation in Europe, and the National Business Aviation Association (NBAA) in the United States. The following articles are referred to the Aviation week’s ShowNews of EBECE 2019.)

夏の参院選、野党の候補絞り込みへ急展開

 本稿は鳥居徹夫氏の寄稿です。景気の悪化や、米中貿易戦争の激化もあり、10月の消費税の税率アップが先送りされる可能性が強くなってきた。その時には「国民に信を問う」と、自民党の萩生田幹事長代理が発言したこともあって、衆議院を解散し参議院との同時選挙という見方が強くなってきた。野党陣営も「ダブルなら野党パンク」と小沢一郎らが危機感を煽ったこともあり、ここにきて候補者絞り込みに急展開している。

NASA“ゲートウエイ・オライオン” で2024年に月再着陸を目指す ―ロッキード・マーチン提案を採用―

ロッキード2024

ロッキード・マーチンは4月10日にコロラド スプリングス(Colorado Springs, Colorado)で開かれた第35回宇宙シンポジューム(35th Space Symposium) で「”ゲートウエイ(Gateway)“宇宙基地と”オライオン(Orion)” 宇宙船で2024年までに月の南極付近に有人着陸」する構想を発表した。そして実現するには、直ちに関連機器の製造を始める必要がある、と述べた。(Lockheed Martin says it has developed an approach to achieving the goal of landing humans on the south pole of the moon by 2024, but warns that construction of essential hardware would have to start soon to meet that deadline.)

「出て殖やし 入っては貯める 小沢流」・ 銭ゲバ 小沢一郎の高笑いが聞こえそうだ・

本稿は鳥居徹夫氏の寄稿です。国民民主党は4月26日の両院議員総会で自由党との合流を了承し、国民民主党の玉木雄一郎と自由党の小沢一郎が合意文書に署名した。党名は国民民主党で、」代表は引き続き玉木雄一郎が務め、基本理念、政策、規約なども、すべて国民民主党のものを踏襲し、自由党は解党した。これには小沢一郎の銭勘定が働いていると見るべきである。

平成31年4月、中露両軍の我国周辺における活動

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平成31年4月における我が国周辺での中露両軍の活動は依然変わらず、高い水準で推移している。防衛省統合幕僚監部が特異な事象として公表したのは次の9件だが、4月1日から同3日までの3件は先月に紹介済み、ここでは4月5日から同29日までの6件について述べる。(According to the Ministry of Defense Joint Staff Japan, Chinese and Russian Forces movements around the Japanese Islands were kept high as usual during April of 2019. Nine notable events were reported. including the cruising flight around Taiwan with H-6K bombers and others on April 15.)

続・透析中止問題「福生病院」は心のケアを行っていたのか

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本稿は木村良一氏の寄稿です。前回人工透析を中止して患者を死に至らしめた公立福生病院(東京都福生市)を追及したが、今回はその続報。前回後半でこう指摘した。「透析治療は精神的にも肉体的にも負担が大きい。だが透析を止めると、死が訪れる。透析患者は精神的に追い詰められる。判断が二転三転することは珍しくない。(公立福生病院で亡くなった)44歳の女性患者も、精神的に不安定になっていたという」

打上げ29周年のハブル宇宙望遠鏡、記念に”南の蟹星雲“画像を公開

Hen 2-104

NASAのハブル宇宙望遠鏡は打上げ後29周年を迎えたが、最近撮影した美しい“南の蟹(かに)星雲”の写真を記念として公開した。星雲は[Hen 2-104]と呼ばれ、地球の南半球から数千光年離れたケンタウルス座(Constellation of Centaurus)の方向にある。(In celebration of the 29thanniversary of the launch of NASA’s Hubble Space Telescope, astronomers captured this festive, colorful look at the southern Crab Nebula. The nebula, officially named as Hen 2-104, is located several thousand light-years from Earth in the southern hemisphere constellation of Centaurus.)

平成30年度(2018)の空自機緊急発進は999回で過去2番目の多さー対中国機が全体の3分の2を占める

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防衛省統合幕僚監部の発表で平成30年度の航空自衛隊機戦闘機の緊急発進回数が999回に達し、過去2番目の多さだったと発表した。これを報じたのは一部新聞とTVの朝6時ニュースで簡単に伝えただけ。我国マスコミは総じて日中国交正常化をに熱心で、中国のイメージを悪くする報道は抑えている。(According to the report issued on April 4, 2019 by Ministry of Defense Joint Staff Japan, Chinese and Russian air invasion into the Japan’s air defense identification zone were kept high as 999 times, in 2018 fiscal year. Japan’s fighter forces scrambled against to each case, preventing the invasion into our territorial air space.)

ボーイング737 MAXの事故について

ライオンエア

昨年10月のインドネシア、ライオンエアの事故、今年3月のエチオピアン航空の事故、ともに最新型のボーイン737MAX8型機で発生した。これに伴い同型機の飛行停止措置が続いている。明らかになったのは、737MAXに取り付けられた安全システム”MCAS”が原因ではないかと疑われている。(The Ethiopian Airlines Flight ET302 crash on March 10 killing all 157 people, followed a Lion air cash in Indonesia in last October which left 189 dead. The flight crew on both flight followed safety procedures recommended by Boeing, but couldn’t stop the aircraft into fatal dive. The newly adapted safety system – known as MCAS – is suspected cause of the accident.)