投稿者: 松尾 芳郎

ハブル宇宙望遠鏡撮影の「創造の柱(Pillars of Creation)」

Eagle_nebula_pillars

ハブル宇宙望遠鏡はこれまで多くの息を呑むような見事な写真を提供してきたが、最も有名なのは1995年に撮影された「「創造の柱(Pillars of Creation)」と呼ぶ星雲である。これは銀河系内の我々太陽系に比較的近い(6,500光年)「へび座」(Serpens)の「M16-Eagles Nebula(鷲星雲)」(わし座とも云う)にある3本の巨大なガスの柱で、近傍の若い大質量の星々の集団NGC 6611からの紫外線に照らし出され褐色に浮かび上がって見える領域である。

iPadの採用で、パイロットの重いフライトバッグが無用に

iPad Cockpit

アメリカン航空では、コクピットでゲート出発からゲート-インまでのすべての飛行フェイズでiPadの使用を開始(2013-06-24)、これまでパイロットなどに行ってきた“ターミナル-チャート”やマニュアルなどの配布を廃止した。これは主要航空会社の中で全面的にタブレットを使用する初めてのケースとなる。

エミレーツ、エアバスA380エンジンをロールスロイスに変更

A380-エミレーツ

先週金曜日(17日)に明らかになったところによると、中東のエミレーツ航空は発注中のA380型機のうち50機のエンジンをロールスロイス製トレント900に変える(エミレーツ社長テイム-クラーク(Tim Clark)氏談)。エミレーツが現在運行中のA380は全てP&W-GE製のGP7200エンジンを使っている。

CFM Leap-1Bエンジンの燃費性能[SFC]が予定に達せず

CFM56-leap-engine

米誌によると、CFMが開発中の次世代型Leapエンジンの燃費[SFC]が予定値から5%外れていると云う。噂は以前からあったが、明らかにされたのはこれが初めてだ。737 MAX用のエンジンはCFM Leap-1Bの独占であることから、ボーイングにとって問題は大きい。

NASA・ボーイング、757エコ実証機で空力性能試験を開始

757 EcoDemo

ボーイングはNASAの協力を得て、757を使い、①空気流制御(AFC=Active Flow Control)システム付き垂直尾翼と②虫付着軽減用の特殊コーテイングをした主翼前縁、の飛行試験を開始する。これ等による層流制御区域拡大の効果が確認できれば将来航空機への適用が可能になり、航空機全体で燃費を最大15%改善できる可能性がある、としている。

ロシア空軍スーホイ24型攻撃機が本州日本海沿岸に接近

露軍機航跡

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-04-02)によれば、同日ロシア空軍スーホイ24 (Su-24)型攻撃機が本州日本海沿岸の我国防空識別圏に侵入したため、空自戦闘機が緊急発進し、領空侵犯を防いだ。Su-24は、シベリア東部より飛来、日本海を本州に沿って南下、その後能登半島沖で反転して北北東に退去した。

ロシア空軍機、本州日本海沿岸に接近

03-26ロシアIl-20航跡

統合幕僚監部の発表(2015-03-26(木))によれば、ロシア空軍電子戦情報収集機IL-20型機が3月26日に我国の防空識別圏に侵入、北海道および本州の日本海沿岸に接近してレーダー情報の蒐集を行った。直ちに航空自衛隊戦闘機が緊急発進し、領空侵犯を防いだ。

海自最大の護衛艦・ヘリ空母「いずも」が就役

いずも左舷

ジャパン・マリン・ユナイテッド横浜事業所磯子工場で2012-01-27に起工した護衛艦「いずも」は、2013-08-06に進水式を挙行した。追加工事の完了後、試験運用を続けていたが、この程完成し2015-03-25に引渡し式が挙行された。式には中谷防衛大臣が出席、初代艦長吉野敦一等海佐に軍艦旗が手渡され「いずも」は横須賀基地でヘリコプター搭載護衛艦として正式の任務に就いた。

木星最大の衛星「ガニメデ」には広大な海が存在

木星の磁力線

NASAの発表(2015-03-12)によると、ハブル宇宙望遠鏡を使って、木星最大の衛星ガニメデ(Ganymede)の厚い氷層の下に広大な塩水の海が存在する証拠を発見した。ガニメデの海の容積は地球の海よりも大きいと云う。

液体の水の存在は、生命の維持に必須の条件なので、ガニメデにも生命存在の可能性が出てきた。

ロシア空軍の戦略爆撃機が日本海および太平洋で我国領空に接近

15-03-20ロシア機1

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-03-20)によれば、ロシア空軍戦略爆撃機Tu-95の2機が3月20日相次いで我国領空に接近したため、航空自衛隊戦闘機が緊急発進し領空侵犯を防いだ。