特定機能病院の取り消し、どこか「たが」が緩んでいませんか by 松尾 芳郎 • 2015年6月1日 • 特定機能病院の取り消し、どこか「たが」が緩んでいませんか はコメントを受け付けていません 医療安全に問題があるとして厚生労働省は群馬大病院と東京女子医大病院の「特定機能病院」の承認を6月1日に取り消した。特定機能病院は高度な医療を安全に提供できると厚労省から〝お墨付き〟を与えられた施設で、全国に86病院ある。大半が大学病院だ。 承認が取り消されると、診療報酬上の優遇が受けられなくなり、年間億単位の減収となる。病院経営にとって大きな痛手だ。 Read more →
「人はどこまで長生きしていいのか」 生命倫理研究者を取材した by 松尾 芳郎 • 2015年3月2日 • 「人はどこまで長生きしていいのか」 生命倫理研究者を取材した はコメントを受け付けていません いつまでも健康で長生きしていたい。古くからの人類の欲望だ。いま科学技術の急速な進歩がこの不可能な願いをかなえつつある。近い将来、iPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)などを使った再生医療によって壊れた体の一部を新しいものと交換できるようになる。 Read more →
「どう生まれてどう死ぬか」これが今年最大の医療テーマだ by 松尾 芳郎 • 2015年1月3日 • 「どう生まれてどう死ぬか」これが今年最大の医療テーマだ はコメントを受け付けていません 医療技術の進歩によって出産や死の形が大きく変わってきている。しかし社会がそれに追いついていけない。不妊治療の「生殖補助医療」と、延命治療を求めない「尊厳死」の問題である。人間はどう生まれ、どう死んでいくのがいいのか。生命倫理の大きな問題だ。この生と死について今年(2015年)こそ議論を深めたい。 Read more →
「何が医療従事者をエボラ出血熱に挑ませるのか」エボラ専門医を取材した by 松尾 芳郎 • 2014年12月1日 • 「何が医療従事者をエボラ出血熱に挑ませるのか」エボラ専門医を取材した はコメントを受け付けていません 西アフリカに感染が広がったエボラ出血熱。感染者は1万5000人を超え、うち死者は5000人以上。 これを食い止めようと、欧米や日本など先進国から医師や看護師らが現地に赴き、患者の治療を続けている。その1人、勇気ある専門研究医である加藤康幸の経験談である。 Read more →
STAP細胞問題 社会常識の欠如が生んだ病だ by 松尾 芳郎 • 2014年11月6日 • STAP細胞問題 社会常識の欠如が生んだ病だ はコメントを受け付けていません 「医学界の常識は社会の非常識、社会の常識は医学界の非常識…」という問題だ。お医者さんの世界は私たちの社会とかけ離れて社会常識が通用しないところがある。 Read more →
代理出産、人工授精、体外受精…。生殖医療の議論から逃げるな by 松尾 芳郎 • 2014年11月6日 • 代理出産、人工授精、体外受精…。生殖医療の議論から逃げるな はコメントを受け付けていません 科学や医学の進歩によって法律が想定しない事態が次々と起きて法整備が追いつかない。どうルール作りを進め、高度な技術を活用したらいいのだろうか。最近、こんな思いを強くしている。 Read more →
移植医療への関心高め、ドナーを増やしたい by 松尾 芳郎 • 2014年10月1日 • 移植医療への関心高め、ドナーを増やしたい はコメントを受け付けていません 臓器移植のドナー(臓器提供者)が減っている。その原因を探り、ドナーを増やす方法を検討するシンポジウムが9月11日、東京・西新宿の京王プラザホテルで開かれた。 Read more →
「エボラの大流行」 感染症とどう付き合えばいいのか by 松尾 芳郎 • 2014年9月10日 • 「エボラの大流行」 感染症とどう付き合えばいいのか はコメントを受け付けていません エボラ出血熱のアウトブレイク(地域的流行)には驚かされた。死者は2000人を超え、WHO(世界保健機関)は「感染の拡大を抑えるのに半年はかかる」との見方を示している。 Read more →
「DNA父子関係訴訟」100年前の民法を改正するときだ by 松尾 芳郎 • 2014年8月6日 • 「DNA父子関係訴訟」100年前の民法を改正するときだ はコメントを受け付けていません DNA鑑定によって血のつながりがないことが明らかになった場合、法律上の父子関係を取り消せるのか。最高裁が初めて出した答えは「ノー」だった。 Read more →
代理出産、人工授精、体外受精・・・。生殖医療の議論から逃げるな by 松尾 芳郎 • 2014年7月2日 • 代理出産、人工授精、体外受精・・・。生殖医療の議論から逃げるな はコメントを受け付けていません 科学や医学の進歩によって法律が想定しない事態が次々と起きて法整備が追いつかない。どうルール作りを進め、高度な技術を活用したらいいのだろうか。最近、こんな思いを強くしている。 たとえば遺伝子を特定するDNA鑑定。これによって血縁関係のないことが明らかになった場合、法律上の父子関係を取り消せるのかどうかが、2つの裁判で争われている。 Read more →