カテゴリー: 防衛

米政府、最新型F-16 Block 70/72戦闘機を66機台湾に売却

F-16 Block 70:72

[F-16]は世界で最も成功した多目的戦闘機、35年前に米空軍に導入されて以来絶えず改良が加えられ、現在では世界25ヶ国の空軍で約3,000機が使われている。第4世代戦闘機として最も優れている[F-16 Block 70/72]は、第5世代戦闘機用の[AESA]レーダーと最新のアビオニクスを装備、構造を強化し寿命を既存機より50 %伸ばしている。先進型データ・リンク、ターゲテイング・ポッド、各種搭載ミサイル、GPS航法装置、自動地表衝突回避装置(Auto GCAS)、などの装備で、戦闘能力を一段と向上している。

ロシア海軍のニュース、2題

Tu-142対潜哨戒機

近着の「クズネツオフ記念・ウリヤノスク赤旗・親衛ロシア海軍情報管理局」および[Sputnik News]に掲載された記事2件を紹介する。いずれも我国メデイアは簡単に述べただけ、詳しく報じられなかったニュースである。

令和元年7月、我が国周辺での中露両軍の活動

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令和元年7月の我国周辺での中露両軍の活動は前月とほぼ同じ。防衛省統合幕僚監部が特異事象として公表したのは次の6件。目立ったのは7月23日、中露両軍爆撃機4機による対馬海峡から宮古海峡に至る我国防空識別圏(ADIZ)内の飛行と、A-50早期警戒機の竹島領空侵犯事件である。(According to the Ministry of Defense Joint Staff Japan, Chinese and Russian Forces movements around the Japanese Islands were kept as usual during July, 2019. Six events were reported, including the four bombers passed through Tshushima to Miyako straights, and another Russian AWACS flew over Japan’s territorial airspace.)

「はぐろ」進水で海自イージス艦は8隻体制へ ―弾道ミサイル防衛システム (BMDS)の 能力向上―

はぐろ進水式

2019年7月17日、JMU横浜造船所で海上自衛隊の最新イージス艦の進水式が開かれ、「はぐろ」(艦番号180)と命名された。2021年(令和3年)3月就役の予定で、これでイージス艦8隻態勢が整う。秋田、山口両県への地上配備型「イージス・アショア」の配備と合わせて、弾道ミサイル防衛システム(BMDS)の能力向上が期待される。

令和元年6月の中露両軍の我が国周辺での活動

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6月も中露両軍は我が国周辺で相変わらず活発な動きを見せている。注目すべきは、10日空母「遼寧」をを含む中国艦隊が東シナ海から宮古海峡を通過、太平洋に進出した件、20日にロシア空軍戦略爆撃機の2機が我が国領空を侵犯した件の二つ。(According to the Ministry of Defense, Chinese and Russian Forces movements around the Japanese Islands were kept high during June, 2019. Nine events were reported, including the Chinese Aircraft Carrier Group pass through Miyako-strait and Russian Tu-95 Bombers flew over our territorial airspace. )

エアバス創立50周年を迎える

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エアバスは今年のパリ航空ショーで創立50周年となる。1969年のパリ航空ショーで、フランス・ドイツ両国政府が双発広胴型機A300を共同開発する協定に署名したのを創立としている。企業規模は民間機部門でボーイングに匹敵するまでに成長し、これまでに2万機を受注、1万2000機が使われている。(At the Paris Air Show 2019, Airbus celebrate 50thanniversary, since starting 1969 at the Air Show when France and German Government officials signed up to develop twin-engine widebody aircraft A300. Since then Airbus has deliverd 12,000 and received 20,000 orders.)

「飛翔体」と呼んで金正恩政権を腫れもの扱いするな

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本稿は木村良一氏の寄稿です。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、国際社会にとって痛い腫れものである。だからと言って腫れものに触るような扱いは、慎むべきだ。

令和元年5月、中露両軍の我が国周辺における活動

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令和元年5月における我が国周辺での中露両軍の活動は前月に比べ多少減ったものの、依然として続いている。防衛省統合幕僚監部が特異事象として公表したのは次の5件である。(According to the Ministry of Defense Joint Staff Japan, Chinese and Russian Forces movements around the Japanese Islands were kept as usual during May, 2019. Five events were reported.)

平成31年4月、中露両軍の我国周辺における活動

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平成31年4月における我が国周辺での中露両軍の活動は依然変わらず、高い水準で推移している。防衛省統合幕僚監部が特異な事象として公表したのは次の9件だが、4月1日から同3日までの3件は先月に紹介済み、ここでは4月5日から同29日までの6件について述べる。(According to the Ministry of Defense Joint Staff Japan, Chinese and Russian Forces movements around the Japanese Islands were kept high as usual during April of 2019. Nine notable events were reported. including the cruising flight around Taiwan with H-6K bombers and others on April 15.)

平成30年度(2018)の空自機緊急発進は999回で過去2番目の多さー対中国機が全体の3分の2を占める

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防衛省統合幕僚監部の発表で平成30年度の航空自衛隊機戦闘機の緊急発進回数が999回に達し、過去2番目の多さだったと発表した。これを報じたのは一部新聞とTVの朝6時ニュースで簡単に伝えただけ。我国マスコミは総じて日中国交正常化をに熱心で、中国のイメージを悪くする報道は抑えている。(According to the report issued on April 4, 2019 by Ministry of Defense Joint Staff Japan, Chinese and Russian air invasion into the Japan’s air defense identification zone were kept high as 999 times, in 2018 fiscal year. Japan’s fighter forces scrambled against to each case, preventing the invasion into our territorial air space.)