カテゴリー: 航空と宇宙

ボーイング、年間旅客機生産数で2年連続首位確保。B787型機の量産体制確立が貢献

787-9の初飛行

ボーイングの年間旅客機生産数が過去、最高を記録したことが判った。ライバルのエアバスを押さえ込み、2年連続首位を確保したのは確実だ。

ボーイング、2013年第4四半期の生産実績発表

737NG

ボーイング社は1月6日、『2013年第4四半期の生産実績』を発表した。

それによると期間中の民間旅客機製造機数は5機種で172機。軍用機部門で47機となっている。

露偵察機編隊、日本列島一周でスクランブル

露・爆撃機の行動が偉容

2013-12-19   航空評論家、小河正義
防衛省統合幕僚監部は12月19日、露偵察機の編隊が日本列島周辺を一周飛行したのを受け航空自衛隊F-15型機等が相次いでスクランブルを余儀なくされたと発表した。

露爆撃機編隊、日本列島接近でスクランブル

13-12-05ロシア機接近

露爆撃機編隊、日本列島接近でスクランブル
2013-12-05 航空評論家 小河正義
防衛省統合幕僚監部は12月5日、露爆撃機編隊が日本列島北部を中心に接近したのに呼応してF-15要撃戦闘機等をスクランブルさせたと発表した。

ホンダジェット、[HF120]エンジンの型式証明を取得

hf120-水噴射テスト

−開発中のホンダジェットHA-420に搭載する自社開発のエンジン[GE-Honda HF120]に対し、FAAが型式証明を発行–
2014-01-01 松尾芳郎
ホンダジェットHA-420ビジネス機用のエンジンである[GE-Honda HF120]に対し漸くFAA Part33に基ずく型式証明が交付された。これでやっと量産がスタートできることになった。

DARPA、巨大な折畳式スパイ宇宙望遠鏡を開発中

DARPAスパイ望遠鏡

−国防高等計画研究局(DARPA)が進める超大型スパイ宇宙望遠鏡(MOIRE)計画は、これまでの宇宙望遠鏡の常識を遥かに超える斬新なプロジェクト、常時地表の4割を監視できる–
2013-12-27 松尾芳郎

ロンドン空港で火災損傷の787複合材製胴体、初の修理に取組む

エチオピア787

–空港内で垂直尾翼を取外し、胴体頂部を広範囲に切取りパッチ当て接合中−2013-12-11 松尾芳郎 Revised 2013-12-27
図1:2013-06-12にロンドン・ヒースロー空港で、駐機中のエチオピア航空787の後部胴体(Section 47)天井部分に取付けた“非常用位置送信器(ELT=emergency locator transmitter)”から発火、写真のように外板まで焼損した。

航空宇宙用部品に3Dプリンテイング製法が拡大

IMG_3053

–3Dプリンテイング/アデイテイブ製造法は軽量化とコスト削減の切り札、将来切削、穿孔、等の機械加工に取って代わる革命的な技術だ–2013-12-07 松尾芳郎 Revised 2013-12-11 Revised 2013-12-27
図1:(EOS GmbH)2011年末にフランクフルトの”EuroMold show”で展示されたエアバスA320型機用のエンジン・ナセルカバーのヒンジ。奥がこれまでの鋳造チタン合金製、手前がドイツEOS GmbH社製の “アデイテイブ製造装置(AM)”で作った同じチタン合金製のヒンジ(試作品)。

米GE製エンジン搭載のB787型機等に耐空性改善命令発出へ

積乱雲に接近飛行時発生するB787型機など米GE製エンジン異常振動問題で、FAA(米連邦航空局)は近く耐空性改善命令(AD)を発出する。有力メディアが11月27日迄に相次いで報じた。機体メーカーのボーイングは日航等、同種エンジンを使用中の航空会社へ事前に積乱雲回避の指示を連絡した。

『USAツディ』等によると積乱雲に接近しすぎるとエンジンの異常振動が発生するのは米GE社が開発製造中のGEnxエンジン。ボーイング787型機と最新ジャンボ機シリーズ、B747-8型機に搭載されている。

米フロリダ上空で、小型旅客機の緊急脱出スライド機内作動

米フロリダ半島上空で、11月20日午後、78人搭乗の小型ジェット旅客機が高度1万㍍付近を上昇中、突然、客室前部で、緊急脱出スライドが作動した。展開したスライドで客室乗務員が一時、逃げ場を失ったが、自力で逃れ同機は近くの空港に緊急着陸した。