投稿者: 松尾 芳郎

中国空軍爆撃機が沖縄宮古海峡を通過、訓練を実施

中国H-6 21日

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-05-21)によると、5月21日、中国空軍のH-6爆撃機2機が沖縄本島-宮古島間の宮古海峡上空を通過し西太平洋に進出、訓練を行い再び宮古海峡を西進、中国本土に飛び去った。那覇基地所属の航空自衛隊F-15戦闘機が緊急発進し、領空侵犯を防いだ。

新型哨戒機P-1に空戦能力を持つ“ミサイル発射機”型が出現か

XP-1マベリック発射

近着の外誌によると「防衛省は1月22日に川崎重工(KHI)に対し、同社が製造する新型哨戒機P-1を基にして、射程100km以上の大型空対空ミサイルの運用能力を追加し2030年代中頃までに配備する案を提示、対案を求めた」。これに対しKHIは、3月20日に“ミサイル発射機”の開発案を回答した。

日韓国交正常化と椎名悦三郎

2015(平成27)年は日本と大韓民国との日韓国交正常化50周年である。しかし、1910(明治43)年の日韓併合、36年間に及ぶ日本の「韓国統治」という歴史もあり、「最も重要な隣国」(安倍首相)、引越しのできないお隣同士だが、相性が悪い。両国は14年に及ぶ交渉をへて戦後20年目の1965(昭和40)年に日韓基本条約を締結し国交正常化している。

全米試作機協会「オシュコシュ航空ショー」の美しい写真

eaa_2006

今年も7月末に「全米試作機協会(EAA)」が主催するオシュコシュ航空ショーが開かれるが、航空愛好家のエリック-W-ミラー(Eric W. Miller)氏が撮影したショーの美しい写真があるのでご覧に入れたい。次揭サイトをクリックして開くと、写真は全部で70枚、第一次大戦の機体からエアレース用の曲技機、最新のRockwell B-1爆撃機まで、さらに旧ソ連のMigも入っている。

ロシア海軍の新型ミサイル哨戒艇、宗谷海峡を東進

タランタル921

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-05-11)によれば、去る5月8日(金)正午頃海上自衛隊第2航空群八戸基地の「P-3C」哨戒機が、宗谷岬西北西約160kmの海域を東進するロシア海軍の小型艦2隻を発見した。小型艦は、コルベット(Corvett)と呼ばれるミサイル護衛哨戒艇で「タランタル(Trantul) III」型と判明した。その後同艦2隻は宗谷海峡を東に抜けオホーツク海に入った。

中国海軍「江島(Jiangdao)」級フリゲート、尖閣諸島北を東進

307_1

防衛省統合幕僚監部の発表(2015-05-08)によると、5月7日(木)午後3時頃、海上自衛隊那覇基地第5航空群所属のP-3C対潜哨戒機が、尖閣諸島久場島の北約160kmの海上を東進する中国海軍の「江島(Jiangdao)」級フリゲート艦、「上饒(Shangrao)艦番号583」を発見した。「江島」級フリゲートは現在急ピッチで建造が進められている小型フリゲート(コルベットとも呼ぶ)、海上自衛隊が発見したのは今回が初めて。

エアバスA320neo、型式証明試験飛行中にエンジンに鳥衝突

11022625_849483451765916_1540993852219730915_o

去る4月30日、P&W製PW1100G-JMエンジン付きエアバスA320neo初号機MSN6101が、型式証明取得のための試験飛行中の離昇時に、右エンジンに鳥衝突を受け排気口から火炎を噴き出した。エアバスによると「型式証明取得スケジュールには影響ない」とのこと。

ロシア、対独戦勝記念日に新型の戦車、歩兵戦闘車などを公開

T-14戦車

ロシアは5月9日に70回目の対独戦勝記念日を迎え、プーチン大統領出席の下で、モスクワ赤の広場で大規模な軍事パレードを開催する。ここではBuk M2対空ミサイル、大陸間弾道ミサイルTopol-Mなどの部隊が行進する予定。特に冷戦終結後初めて公開されるT-14戦車など最新の陸上戦闘車両に注目が集まっている。

ハブル宇宙望遠鏡撮影の「創造の柱(Pillars of Creation)」

Eagle_nebula_pillars

ハブル宇宙望遠鏡はこれまで多くの息を呑むような見事な写真を提供してきたが、最も有名なのは1995年に撮影された「「創造の柱(Pillars of Creation)」と呼ぶ星雲である。これは銀河系内の我々太陽系に比較的近い(6,500光年)「へび座」(Serpens)の「M16-Eagles Nebula(鷲星雲)」(わし座とも云う)にある3本の巨大なガスの柱で、近傍の若い大質量の星々の集団NGC 6611からの紫外線に照らし出され褐色に浮かび上がって見える領域である。

iPadの採用で、パイロットの重いフライトバッグが無用に

iPad Cockpit

アメリカン航空では、コクピットでゲート出発からゲート-インまでのすべての飛行フェイズでiPadの使用を開始(2013-06-24)、これまでパイロットなどに行ってきた“ターミナル-チャート”やマニュアルなどの配布を廃止した。これは主要航空会社の中で全面的にタブレットを使用する初めてのケースとなる。