投稿者: 松尾 芳郎

ロータックス・エンジンの改良キット、「ハイブリッド推進装置(HPS)」が出現

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軽飛行機や小型無人機に使う革新的な「ハイブリッド推進装置(HPS= hybrid propulsion system)」が「2015年パリ航空ショー」で公表された。「ハイブリッド推進装置(以後HPS)」は、イスラエルの国防企業“アショット・アシュケロン(Ashot Ashkelon)”社が中心となり、イタリアの軽飛行機メーカー”CFM Air”と“エフェスト(Efesto)”社が協力して開発したもの。

エアバス、2015パリ航空ショーで成果

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6月18日に、恒例のLeeham Co.による2015年パリ航空ショーでの受注状況のまとめが発表された。これによると期間中の受注総額は1,070億ドルに達し、エアバスが過半を獲得しボーイングを抑えトップになった。

A400M墜落事故は、ソフト組込み過失によるデータ消失が原因

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この事故は、電子化が進む近代の航空機ではソフトの取り扱いが如何に重要であるか、改めて思い起こさせた。我が国ではほとんど報道されなかったので初耳の方が多いと思う。エアバスによると「離陸上昇中に4つのエンジンのうち3基 (No.1、No.2、No.3)がパワーレバーの操作に反応しなくなり停止した」。乗員は、通常の操作方法通りレバーを一旦アイドルに戻し、再びレバーを押し推力増加を試みたが成功せず、セビル郊外のラ・リンコナダ(La Rinconada)に墜落した。

中国艦隊相次いで西太平洋に進出、訓練を実施

先島諸島地図

防衛省統合幕僚監部の発表(27-06-10、27-06-12、27-06-13)によれば、沖縄列島周辺を警戒中の我が海上自衛隊の護衛艦、航空機は、6月10日以降3日連続して活動する中国艦隊を発見した。いずれも宮古島あるいは与那国島の南方の西太平洋上で演習を行ったことを確認している。

ロシア海軍艦艇、相次いで宗谷海峡を東進

06-05キロ級

防衛省統合幕僚監部の一連の発表(27-06-08、27-06-10、27-06-11)によると、6月5日から同10日に掛けて、4回にわたり宗谷海峡北または北西100-200 km付近の海域を東に進むロシア海軍の艦艇を発見した。発見、追尾したのはいずれも海上自衛隊八戸基地第2航空群所属のP-3C哨戒機。海峡を通過した艦艇は、「キロ級」潜水艦が合計3隻と「タランタルIII級」ミサイル護衛哨戒艇3隻。

日本航空「最も優れたエアライン」に選定される

日航787

エビエーションウイーク誌が行った2014年の全世界のエアライン評価”TPA”で、最高得点を得たのは「日本航空」、また「アメリカン・エアライン・グループ」は前年比で最も改善された航空会社と評価された。両社ともに数年前の倒産状態から立ち直り劇的な回復振りを示した。

エアバス最新技術の結晶、A350のパイロット報告(その3)

A350主翼、フラップ

A350は、エアバスが作る最大の双発機で、航続距離が最も長く、最も高空を飛び、最も高速で巡航できる最新型機である。つい先日カタール航空で飛び始めたA350-900型機はボーイング787より大きい。エコノミーで9列席、315名の乗客を乗せマッハ0.85の速度で7,750nm(14,300 km)を飛行する。(その3)

エアバス最新技術の結晶、A350のパイロット報告(その2)

A350コクピット

A350は、エアバスが作る最大の双発機で、航続距離が最も長く、最も高空を飛び、最も高速で巡航できる最新型機である。つい先日カタール航空で飛び始めたA350-900型機はボーイング787より大きい。エコノミーで9列席、315名の乗客を乗せマッハ0.85の速度で7,750nm(14,300 km)を飛行する。(その2)

エアバス最新技術の結晶、A350のパイロット報告(その1)

A350飛行中

A350は、エアバスが作る最大の双発機で、航続距離が最も長く、最も高空を飛び、最も高速で巡航できる最新型機である。つい先日カタール航空で飛び始めたA350-900型機はボーイング787より大きい。エコノミーで9列席、315名の乗客を乗せマッハ0.85の速度で7,750nm(14,300 km)を飛行する。(その1)

特定機能病院の取り消し、どこか「たが」が緩んでいませんか

医療安全に問題があるとして厚生労働省は群馬大病院と東京女子医大病院の「特定機能病院」の承認を6月1日に取り消した。特定機能病院は高度な医療を安全に提供できると厚労省から〝お墨付き〟を与えられた施設で、全国に86病院ある。大半が大学病院だ。

 承認が取り消されると、診療報酬上の優遇が受けられなくなり、年間億単位の減収となる。病院経営にとって大きな痛手だ。