投稿者: 松尾 芳郎

ロシア軍機、我国領空に接近・侵犯したため空自戦闘機が緊急発進

露軍機2月5日

防衛省統合幕僚監部によると(2015-02-05)、ロシア空軍の電子戦情報収集機IL-20型機1機と、同じく海軍の対潜哨戒機IL-38型機2機が相次いで我国に接近したため、空自戦闘機が緊急発進し対応した。

ロシア海軍艦艇、対馬海峡を南下

ウダロイ1級548

防衛省統合幕僚監部によると(2015-02-05)、ロシア太平洋艦隊所属と思われる艦艇3隻が、5日午前6時頃上対馬の北東約75kmの海域を南西に航行するのを、海上自衛隊第1航空群(鹿屋基地)所属のP-3C哨戒機が発見した。

民間用エンジンの開発が目白押し、軍用エンジンを抜く(その3)

f135カット

軍用エンジンに付いて紹介した。次世代戦闘機F-35用のP&W F135をはじめ、GEがリードする第6世代機用にエンジン開発状況と、同じくGEの主力エンジンF414の現況について述べた。

民間用エンジンの開発が目白押し、軍用エンジンを抜く(その1)

A320neoとPW1100G

民間用エンジンにとって今年(2015)は数機種で初飛行が行われ、また地上試運転が始まり、新型エンジンの量産がスタートするなど、これまでにない多忙な年になりそうだ。片や軍用エンジンでは、多くのメーカーが少ない機会を巡って競争を繰り広げると云う展開になる。

4月〜12月、空自機の緊急発進が大幅に増加–対中国軍機が急増

スクランブル推移

防衛省統合幕僚監部によると(2015-01-20)、昨年4月1日から12月31日まで我国に接近した軍用機(中露機が主)に対し、領空侵犯を防ぐために行った航空自衛隊戦闘機の緊急発進回数は、前年同期間に比べ著しく増加した。2014年第3四半期までの緊急発進回数は744回、前年(2013)の同期間比181回の大幅増。

中国空母“遼寧”、J-15戦闘機を搭載し訓練に励む

naval_academy_training

中国海軍は先に就役した空母”遼寧”に国産のJ-15戦闘攻撃機を搭載、訓練を続け、実戦配備に向けた能力を磨きつつある。実戦配備されれば、中国の世界政治に対する発言力が一段と高まることが予想される。

中国、国防費の年間伸び率は4年連続して10%台 –地域の緊張を高め周辺国に危機感–(その2)

J-20の4機目

2015年度の中国の国防費は、米国防総省では10%+の増の8,880億元(1,750億㌦=21兆円)を越えると見ている。これに対し我国の2015年度防衛予算は4兆9,800億円、中国の国防費はこの4倍以上に相当する。

中国、国防費の年間伸び率は4年連続して10%台 –地域の緊張を高め周辺国に危機感–(その1)

中国軍事費

2015年度の中国の国防費は、米国防総省では10%+の増の8,880億元(1,750億㌦=21兆円)を越えると見ている。これに対し我国の2015年度防衛予算は4兆9,800億円、中国の国防費はこの4倍以上に相当する。